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シフト制と交代勤務のパターン例を紹介!それぞれのメリット・デメリットとは?

 

一般的な会社員が会社の就業時間に合わせて固定制で働く一方、飲食店や小売店のアルバイト社員の多くはシフト制で勤務します。それでは、なぜこのような業種ではシフト制が採用されているのでしょうか。シフト制の仕組みや、そのメリット・デメリットについて解説していきます。

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シフト制が採用されている業種例


シフト制とは、広義での「交代勤務」という意味です。そのため、営業時間の長い店舗で取り入れられることが多い傾向にあります。業種としては、例えばファミレスやファストフードなどの飲食店、スーパーやコンビニなどの小売店などが挙げられます。正社員の場合はシフト勤務ではなく決まった時間に出勤することも多いですが、アルバイトは特にシフト制で働くことが多い傾向にあります。

シフト制の種類とシフトパターン例

それでは、シフト制の具体的なパターンはどのようなものなのでしょうか。シフト制の種類ごとにご紹介します。

自由シフト制

自由シフト制とは、従業員が希望するシフトを責任者に提出し、好きな時に働くことのできる方法です。そのため、部活やテストによって、生活リズムが不規則になりがちな学生も働きやすいことが特徴です。
パターン例としては、
・1週目:月曜日の18時〜20時、金曜日の19時〜22時
・2週目:月曜日の17時〜21時、木曜日の19時〜23時
というように、毎週違ったシフトが組まれます。

固定シフト制

固定シフト制とは、働く曜日や時間を事前に決め、毎週決まったタイミングに勤務する方法です。スケジュールの変動が少ない、主婦の方などに向いています。
パターン例としては、
・1週目:火曜日の7時〜12時、木曜日の7時〜13時
・2週目:火曜日の7時〜12時、木曜日の7時〜13時
というように、基本的に毎週同じ勤務時間の繰り返しです。

完全シフト制

完全シフト制とは、あらかじめ複数のシフトパターンが決められており、従業員がそのいずれかのシフトグループに振り分けられることで、働く時間が決まる方法です。工場のラインや介護職など、常に24時間稼働している業種で多く取り入れられています。
パターン例としては、
・1週目:平日8時〜17時(日勤)
・2週目:平日16時〜翌1時(準夜勤)
というように、週ごとにシフトパターンが変動することがあります。

シフト制のメリット・デメリット

一人一人が柔軟な働き方をしやすいシフト制ですが、メリットもデメリットも存在します。雇用主側の視点と従業員側の視点から、それぞれ確認していきましょう。

シフト制のメリット

雇用主側のメリットは、安定して長い営業時間を確保できることです。従業員にシフトを分担させることで、競合する企業よりも遅い時間までサービスを続けることができれば、大きな強みになるでしょう。また、工場の場合は、シフト制の導入によってラインを止めることなく生産を続けることができます。
従業員側のメリットは、自分の働きやすい時間を選んで出勤できることです。そのため、プライベートと仕事を無理なく両立させることができます。

シフト制のデメリット

雇用主側のデメリットとしては、シフト管理が煩雑になってしまう点が挙げられます。従業員ひとりひとりから希望シフト表を回収し、適正な人員配置を考える必要がありますが、希望シフトが特定の曜日に重なってしまうと調整が必要になります。
このような事情から、従業員側としても、希望通りのシフトに入れるとは限らないというデメリットがあります。

交代勤務のシフト例

ここで、直感的には理解しづらい、交代勤務のシフト例を確認してみましょう。

2直2交代制

2直2交代制とは、従業員のシフトを2つのグループに分けて2交代制をとるシフトです。例えば、以下のような例が挙げられます。
早番(1班):8時〜16時
遅番(2班):16時〜24時

3直3交代制

3直3交代制とは、従業員のシフトを3つのグループに分けて3交代制をとるシフトです。主に、24時間稼働する工場などで導入されています。3直3交代制には、以下のような例が挙げられます。
日勤(1班):8時〜17時
準夜勤(2班):16時〜翌1時
夜勤(3班):0時〜翌8時

3直2交代制

3直2交代制とは、3つのグループで2交代制をとるシフトのことです。日勤と夜勤のほか、休みのグループを作ることで、土日や祝日も無理なく稼働させられます。3直2交代制には、以下のような例が挙げられます。
日勤(1班):8時〜20時
夜勤(2班):20時〜翌8時
休み(3班)

交代勤務シフトのメリット・デメリット


交代勤務は工場をはじめ、24時間営業が必要なコンビニエンスストアや、常に看護が必要な病院等で導入されています。どのような特徴があるのかを、種類別に分けて解説します。

2交代制のメリット・デメリット

2交代制のメリットは、基本的に早番と遅番しかないため、シフト管理が容易な点にあります。
一方、拘束時間が長いため、従業員にとって心身に負担がかかる可能性があります。また、知らないうちに労働基準法に抵触してしまう恐れも否定できません。

3交代制のメリット・デメリット

3交代制のメリットは、常に十分な人員を配置でき、従業員にとっても無理なく働けることが挙げられます。
デメリットは、2交代制と比べると、一人一人のシフト管理に手間がかかる点です。

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このように、安定した経営にはシフト制をうまく導入することが重要です。しかし、従業員にとって働きやすい環境を作ろうとすればするほど、シフトの作成や管理が複雑になってしまうという懸念も存在します。
そこで、複雑なシフトもワンタップで自動作成できる「HRBEST」をおすすめします。「HRBEST」は、AIによる組み合わせ最適化アルゴリズムを用いて、シフトを作成・管理するツールです。従業員にスマホで希望シフトを送信してもらうだけで、自動で最適なシフトを提案します。
また、各従業員の能力を考慮する機能や、急な欠勤に対して再計算する機能もあり、労働基準法にも自動で対応します。

まとめ

シフト制や交代勤務には、それぞれメリットもデメリットも存在します。従業員を雇用する際には、これらを考慮した上で働き方を決める必要があります。
一方、従業員ひとりひとりに合わせた柔軟なシフトを作成しようと考える場合、責任者の負担はどうしても重くなってしまいます。複雑なシフト管理にお悩みの方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。

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