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CRMシステムで需要予測の精度向上!効率化できる業務もピックアップ

 

CRMは、営業活動を効率化させるために欠かせないシステムです。多くの企業では、業務効率化を目的にCRMの導入を積極的に進めているでしょう。また、高精度なCRMシステムには収集した顧客情報を活用した需要予測の機能も搭載されています。そこで今回は、CRMシステムを使った需要予測のメリットを解説します。

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需要予測ができる「CRMシステム」とは?


最新版のCRMシステムには、需要予測ができる機能も搭載されていることがあります。ここでは、CRMシステムと需要予測の概要について解説しましょう。

CRMシステム=顧客管理システム

CRMとは「Customer Relationship Management(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)」の略語で、日本語に訳すと「顧客関係管理」の意味を持ちます。CRMシステムの活用により、膨大な顧客情報を効率よく管理できるだけではなく、購入履歴や問い合わせなどの履歴を分析して、幅広い視点で顧客の好みに合った商品・サービスを提供できるのです。その結果、顧客との良好な関係を構築して関係維持につなげることができます。こうした活用方法があることから、多くの企業で、CRMシステムの導入が進んでいます。

需要予測は企業収益を増やす要

需要予測とは、企業で販売する商品が、現時点の市場においてどの程度需要があるのかを予測することです。そのときの情勢や状況により、商品の需要は大きく変わっていきます。たとえば、新型コロナウイルスの影響により、一時的にマスクやアルコール消毒が欠品しました。こうした外部要因は、需要予測に対して大きな影響を与えます。もし、需要予測によってあらかじめ欠品が予測できていれば、製造量を増やして企業の業績に良い影響を与えられるのです。また、需要予測によって過剰在庫を減らすこともできるためスペースの有効活用ができます。

需要予測にCRMシステムを活用する3つのメリット


CRMシステムで需要予測を活用するメリットには、主に以下の3つがあります。

  • リアルタイムで予測が見れる
  • 売上目標の達成度が見れる
  • チーム間の共有で効率アップ

リアルタイムで予測が見れる

CRMシステムは部門を問わずに、データ共有が可能であるため、リアルタイムで予測結果を見れるのがメリットです。CRMシステムで需要予測を実施した場合、担当者や顧客別に売上予測が表示されます。これらのデータは、適切な権限設定をすれば社内の誰でも閲覧可能であるため、それぞれの業務に活用していけるのです。たとえば、マーケティング部門が予測データを閲覧できることで、何をいつ売るべきなのかを計画できます。

売上目標の達成度が見れる

CRMシステムでは予測に加えて、実績となる売上も蓄積して表示できます。このとき、売上目標を設定しておけば、現時点の達成度が確認できるのです。さらに、売上実績をデータとして蓄積していくことで、システム内の分析機能を利用して今後の方針を定めていくことができます。

チーム間の共有で効率アップ

CRMシステムは、チーム間の共有がスムーズであるため、常に連携を取りやすく、業務効率アップにつながります。特に、部門をまたぐ場合には、それぞれ欲しい情報が異なるでしょう。異なる情報はシステムで一元管理することができ、それぞれが連携することで、スムーズに業務が進みます。最終的には、データ分析や商品の仕入れ状況などを一元的に管理し、営業活動も効果的に進められるのです。

CRMシステム導入で効率化できる業務


CRMシステムは、導入することで以下の業務を効率化できます。

  • 顧客情報の管理
  • 会員情報の管理
  • 顧客へのメール配信や問い合わせの管理
  • アンケートの集計や結果分析
  • セミナーやイベントへの申込管理

顧客情報の管理

CRMシステムでは、企業名や氏名などの基本情報や商談情報といった顧客情報を一元管理できます。CRMシステムにおいて最も重要な目的は、顧客情報の一元管理と可視化です。システムを使わずに管理してしまうと、営業担当ごとに情報を持つため、集約して活用することが難しいのです。

会員情報の管理

CRMシステムでは、顧客の中でも会員登録しているユーザーの管理もできます。会員情報には個人情報を含んでいるケースがほとんどであるため、一元管理によって情報漏洩のリスクを軽減できます。さらに、メール配信やアンケート機能と連携させることで、販促活動を効率的に進めていけるのです。

顧客へのメール配信や問い合わせの管理

CRMシステムには、プロモーションの一環として、顧客へのメール送信機能もあります。顧客情報の一元管理により、メール対象の範囲を指定することができるため、効果的な相手だけに送信するなどの施策が可能です。配信したメールは、開封率やクリック率をデータとして参照できるため、検証を繰り返しながら、効果的なメール配信を実現できます。

アンケートの集計や結果分析

アンケートとは、CRMシステムで管理している顧客に対して実施できる機能で、特定の質問を作成して回答を得られます。回答の結果は、システム内で一元管理できるのに加えて分析も可能です。

セミナーやイベントへの申込管理

CRMシステムでは、自社で開催するセミナーやイベントの管理もできます。まずは、セミナーやイベントの申込フォームの作成や受講案内の配信が可能です。その後において、申込のあった顧客をまとめた来場者リストの作成ができるため、運用の効率化につながります。

CRMシステムの需要予測はどのくらい浸透している?

ここでは、CRMシステムの需要予測がどのくらい浸透しているのかを見てみましょう。

市場規模は年々拡大しており、年間平均成長率は5%を超える

シンクタンクのIDC Japanの調査によると、国内CRMシステム市場は2020年が約1,871億円となり、2025年は約2,448億になる予測を立てています。2020年〜2025年のCAGR(年間平均成長率)は5.5%で推移し、市場規模が年々拡大していることが分かります。

CRMシステムを効果的に活用するコツ


CRMシステムを効果的に活用するためには、以下4つのコツがあります。

  • システム導入の目的を明確化する
  • 全社的に導入・活用を進める
  • 導入前にテスト分析を行う
  • 精度を高めるためのデータを収集する

システム導入の目的を明確化する

1つ目のコツは、CRMシステムで実現したい目的を明確にすることです。CRMシステムの導入を検討しているということは、何らかの課題があるということです。課題の解決策としては、CRMシステムの導入が求められます。システム導入の目的を明確にしなかった場合、導入自体が目的になってしまって、思ったような効果を得られない場合があります。

全社的に導入・活用を進める

2つ目のコツは主要な部門だけで進めるのではなく、全社的に導入や活用を進めることです。CRMシステムは、社内のIT部門が中心になって、導入を推進していくケースが多く見られます。しかし、IT部門だけで導入を進めてしまうと、導入後に不平不満が発生し、使われないシステムになる可能性があります。導入時には、実際に使用する現場との協力体制を構築しながら進めていくのが大切です。その結果、現場にCRMシステムが浸透して利用するためのルーティーンの確立に繋がります。

導入前にテスト分析を行う

3つ目のコツはCRMシステムの導入前に、自社のデータを用いたテスト分析を実施することです。事前に分析することで、導入後の運用がスムーズに進みます。また、分析によって現状の課題が明らかになるため、CRMシステムの導入によって課題解決をできるのかが明確になります。

精度を高めるためのデータを収集する

4つ目のコツは、正しい分析をするために、精度の高いデータを収集することです。CRMシステムのデータ分析では、正確なデータがないと正しい分析結果を得られません。したがって、企業内にこれまで蓄積してきたデータを正しい形でシステムにインプットするのが重要です。

CRMシステムならTRYETINGのUMWELTにお任せください!

CRMシステムは、需要予測の活用によって、業務効率化につながります。企業の業務効率化を考えている方は、CRMシステムの導入を積極的に進めていく必要があります。しかし、実際にどのCRMシステムを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。そこでおすすめなのがTRYETINGが提供するノーコードAIクラウド「UMWELT」です。

UMWELTは、社内DXに向けた機能がオールインワンで搭載されているAIツールです。クラウドCRMとしての機能はもちろんのこと、需要予測や在庫生産管理等と連動させたデータ分析が可能です。特に需要予測では、品目別に特売・イベントなどを考慮した予測が可能です。また、クラウド型のツールであるため、自社でサーバーの用意は不要。部署間の共有も簡単にでき、はじめてAI搭載型のCRMシステムを使う方でも安心してご利用できます。

まとめ

CRMシステムの需要予測は、企業収益を増やすためにも重要な要素です。企業では、需要予測を活用してコストの最適化を図っていきたいとさまざまなことに取り組んでいるでしょう。UMWELTは、AI搭載型のクラウドCRMシステムとして高いパフォーマンスを発揮します。これから需要予測機能があるCRMシステムの導入をお考えの方は、今回紹介したUMWELTの導入をご検討してみてはいかがでしょうか。

参照文献

国内CRMアプリケーション市場予測、2020年~2024年|IDC Japan(2019)

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