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2交代制のシフト例を紹介!シフト作成・管理を効率化するポイントは?

2交代制のシフト例を紹介!シフト作成・管理を効率化するポイントは?

2交代制の導入を検討しているものの、「自社に合ったシフトの組み方がわからない」「従業員に不平不満が出ないか心配」といった悩みを抱えていませんか?2交代制は、日勤と夜勤を組み合わせる勤務形態で、製造業や医療・介護現場などで広く採用されています。

本記事では、2交代制におけるチーム編成や1日のスケジュール、ローテーションの具体的なシフト例を多数紹介します。さらに、シフト作成時の注意点や働くメリットも詳しく解説。この記事を読めば、自社に最適なシフトパターンが見つかり、従業員の負担を軽減しながら生産性を向上させるヒントが得られます。

結論として、複雑な2交代制のシフト作成と管理を効率化し、法令を遵守しながら公平性を保つためには、シフト管理システムの活用が最も有効な解決策です。

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1. 2交代制のシフトとは?

2交代制とは、1日24時間を2つの勤務時間帯(主に日勤と夜勤)に分け、従業員が交代で業務を行う勤務形態のことです。 工場や病院、介護施設、ホテルなど、24時間体制での稼働やサービス提供が求められる職場で多く採用されています。 従業員を交代させることで、長時間稼働を維持しつつ、労働基準法で定められた労働時間を遵守します。

1回の勤務時間が長くなる傾向がありますが、その分休日が多くなったり、深夜手当などにより給与が高くなったりするメリットがあります。

1.1 2交代制と3交代制の違い

交代制勤務には、2交代制のほかに3交代制があります。両者の最も大きな違いは、1日の勤務時間帯の分け方です。2交代制が1日を2つに分けるのに対し、3交代制は1日を3つ(例:日勤、準夜勤、深夜勤)に分け、それぞれ約8時間ずつで業務を引き継ぎます。

それぞれの特徴を以下の表にまとめました。

項目 2交代制 3交代制
1回あたりの勤務時間 長い(12時間勤務など) 短い(8時間勤務など)
身体への負担 比較的大きい傾向 比較的小さい傾向
休日の多さ 多い傾向にある 比較的少ない傾向にある
給与水準 深夜手当や時間外手当により高くなる傾向 2交代制に比べると低くなる傾向
生活リズム パターンが少ないため、比較的整えやすい 勤務時間が細かく変動するため、乱れやすい
主な導入職場 工場、自動車メーカー、病院(看護師)、介護施設など 製鉄工場、コールセンター、警備業など

1.2 2交代制の主な勤務形態

2交代制は、工場の稼働時間によって主に2つの種類に分けられます。

1.2.1 連続2交代制(24時間稼働)

「2直2交代制」とも呼ばれ、24時間を2つのグループが12時間ずつ担当し、工場などを常に稼働させ続ける勤務形態です。勤務時間が長く体力的な負担は大きいですが、休日が多く設定される傾向にあります。

1.2.2 不連続2交代制

1日のうち、深夜帯などは工場の稼働を停止する勤務形態です。例えば、日勤が「6:00〜15:00」、準夜勤が「16:00〜翌0:00」のように、稼働しない時間帯があります。 24時間稼働ではないため、身体への負担が比較的少なく、週末は休みになるのが一般的です。

2. 2交代制シフト採用企業でよくあるチーム編成の例

一言で2交代制といっても、具体的な勤務パターンやチーム編成はさまざまです。 現場の稼働時間や従業員数に応じて最適な編成は異なります。ここでは、2交代制勤務でよく見られる「2直2交代」「3直2交代」「4直2交代」という3つの主要なチーム編成の例を紹介します。それぞれの特徴を理解し、自社に合ったパターンを検討しましょう。

2.1 【2直2交代】2チームで業務を回す

2直2交代は、全スタッフを2つのチーム(直)に分け、日勤と夜勤を交代で担当する最もシンプルな編成です。 例えば、40人の従業員がいる場合、20人ずつのAチームとBチームに分け、1週間ごとに日勤と夜勤を入れ替えるといった運用が考えられます。

この編成では、常に2チームが稼働しているため、チーム単位での休日を設けることができません。 そのため、週末や祝日など、工場全体の稼働が停止する日が決まっている職場に向いています。 勤務時間が長くなる傾向がありますが、土日に休みを取りやすいのがメリットです。

2.2 【3直2交代】3チームで業務を回す

3直2交代は、スタッフを3チームに分け、そのうち2チームが日勤と夜勤を担当し、残りの1チームが休日となる勤務形態です。 これにより、24時間365日の連続稼働が可能になります。 常にいずれかのチームが休んでいるため、従業員は定期的に休日を確保できます。

例えば、A・B・Cの3チームでシフトを組む場合の基本的なローテーションは以下のようになります。

日付 日勤 夜勤 休み
1日目 Aチーム Bチーム Cチーム
2日目 Cチーム Aチーム Bチーム
3日目 Bチーム Cチーム Aチーム

上記は一例であり、「4日日勤→2日休み→4日夜勤→2日休み」といったサイクルを組むことも可能です。 最小限の人員で24時間稼働を実現できるため、製造業の工場や24時間体制の介護施設などで広く採用されています。

2.3 【4直2交代】4チームで業務を回す

4直2交代は、スタッフを4チームに編成し、日勤と夜勤にチームを割り当てる、より人員に余裕を持たせた勤務形態です。 24時間365日稼働の職場において、従業員の休日を増やし、負担を軽減する目的で採用されることが多いです。 人員を多く確保する必要があるため、大手企業の工場などで見られる傾向があります。

この編成の大きな特徴は、柔軟なシフト設計が可能である点です。例えば、日勤の業務量が多い職場では「日勤2チーム・夜勤1チーム・休み1チーム」といった変則的な割り当てもできます。

一般的な4直2交代のシフト例は以下の通りです。

日付 日勤 夜勤 休み
1日目 Aチーム Bチーム Cチーム, Dチーム
2日目 Bチーム Cチーム Dチーム, Aチーム
3日目 Cチーム Dチーム Aチーム, Bチーム
4日目 Dチーム Aチーム Bチーム, Cチーム

また、「3日日勤→3日休み→3日夜勤→3日休み」といった長期の連休を確保しやすいサイクルも組むことができます。 年間の休日が多くなるため、従業員のワークライフバランスを重視する企業に適した編成と言えるでしょう。

3. 2交代制シフトでよくある1日のスケジュール例

2交代制シフトは、1日の勤務時間を2つのブロックに分けて担当する勤務形態ですが、その分け方にはいくつかのパターンが存在します。 職場の業務内容や従業員の負担を考慮して、最適なスケジュールを組むことが重要です。ここでは、製造業や医療、介護の現場などでよく見られる3つの代表的な1日のスケジュール例を、具体的なタイムテーブルを交えて紹介します。

3.1 1日を12時間ずつに分けるパターン

最もシンプルで分かりやすいのが、24時間を均等に12時間ずつ「日勤」と「夜勤」に分けるパターンです。 日勤と夜勤の労働時間が同じになるため、勤務ごとの身体的負担を公平にしやすいメリットがあります。 24時間稼働している工場の生産ラインなど、時間帯による業務量の差が少ない職場に適しています。

3.1.1 スケジュール例

12時間ずつの2交代制スケジュール
時間 日勤の動き 夜勤の動き
8:45 出勤・着替え・準備
9:00 業務開始・夜勤からの引き継ぎ
12:00 休憩(45分)
17:00 休憩(15分)
20:45 夜勤への引き継ぎ準備 出勤・着替え・準備
21:00 退勤 業務開始・日勤からの引き継ぎ
0:00 休憩(45分)
5:00 休憩(15分)
8:45 日勤への引き継ぎ準備
9:00 退勤

このパターンでは、労働時間が8時間を超えるため、合計1時間以上の休憩が必要です。 残業が発生しにくいメリットがある一方で、1回の拘束時間が長いため、体力的な負担が大きいと感じる人もいます。

3.2 日勤より夜勤の労働時間が長いパターン

日中の業務が中心で、夜間は比較的業務量が少なくなる職場(例:介護施設、病院など)では、日勤の勤務時間を8時間程度とし、その分夜勤の時間を長くするパターンが採用されることがあります。 夜勤は拘束時間が長くなりますが、業務の合間に仮眠時間を含む長めの休憩が設定されるのが一般的です。

3.2.1 スケジュール例

夜勤が長い2交代制スケジュール
時間 日勤の動き 夜勤の動き
8:45 出勤・準備
9:00 業務開始・夜勤からの引き継ぎ
12:00 休憩(1時間)
17:45 夜勤への引き継ぎ準備 出勤・準備
18:00 退勤 業務開始・日勤からの引き継ぎ
21:00 休憩(食事など)
2:00 仮眠休憩(2時間)
4:00 業務再開
8:45 日勤への引き継ぎ準備
9:00 退勤

上記の例では、夜勤の拘束時間は15時間に及びますが、途中で合計3時間の休憩(仮眠含む)が設けられています。 夜間の人員を最小限に抑えつつ、緊急時に対応できる体制を維持したい場合に有効なスケジュールです。

3.3 日勤の時間を通常より長めにするパターン

夜間の業務負担が比較的大きい、または十分な仮眠時間を確保するのが難しい職場では、日勤の勤務時間を少し延長して夜勤の負担を軽減するパターンもあります。日勤の拘束時間は長くなりますが、夜勤の負担を軽くすることで、従業員の健康維持や安全な業務遂行につなげる狙いがあります。

3.3.1 スケジュール例

日勤が長めの2交代制スケジュール
時間 日勤の動き 夜勤の動き
7:45 出勤・準備
8:00 業務開始・夜勤からの引き継ぎ
12:00 休憩(45分)
16:00 休憩(15分)
19:15 夜勤への引き継ぎ準備 出勤・準備
19:30 退勤 業務開始・日勤からの引き継ぎ
0:00 休憩(1時間)
8:00 退勤

この例では、日勤の拘束時間は11時間30分、夜勤は12時間30分となり、12時間ずつのパターンに比べて夜勤の時間が短縮されています。どのスケジュールが最適かは、業務内容、必要な人員、従業員の健康といった様々な要因を総合的に考慮して判断することが求められます。

4. 2交代制シフトでよくある日勤・夜勤ローテーションの例

2交代制シフトを導入する際は、日勤と夜勤をどのような順番で従業員に割り当てるか、つまりローテーションのパターンを決める必要があります。ローテーションの組み方によって、従業員の働きやすさやプライベートの過ごし方が大きく変わるため、慎重な検討が求められます。

ここでは、代表的なローテーションの例を2つの考え方に大別して、具体的なシフトパターンとともに解説します。

4.1 ある程度まとまった期間ごとに日勤・夜勤を切り替える

週末は工場が稼働しない、あるいは24時間体制ではない職場などで採用しやすいのが、週単位や月単位といったまとまった期間で日勤と夜勤を切り替えるパターンです。 この方法は、一定期間は同じ生活リズムを保てるため、切り替えの頻度が高いシフトに比べて体への負担を調整しやすいという特徴があります。

4.1.1 週交代制

1週間ごとに日勤と夜勤を交代するパターンです。例えば、ある週は月曜日から金曜日まで日勤で働き、土日を挟んで次の週は夜勤に従事します。生活リズムが週単位で変わるため、比較的早く慣れる従業員が多い傾向にあります。

週交代制のシフト例
1週目 日勤 日勤 日勤 日勤 日勤 休み 休み
2週目 夜勤 夜勤 夜勤 夜勤 夜勤 休み 休み

4.1.2 常日勤・常夜勤(固定シフト)

日勤と夜勤のローテーションを行わず、従業員を「日勤専門」と「夜勤専門」に完全に分けて配置するパターンです。 この場合、勤務時間帯が変わらないため、生活リズムが非常に安定します。 夜勤を専門とする従業員には、深夜手当が固定で支給されるため高い給与水準を期待できますが、健康管理には特に注意が必要です。

4.2 あらかじめ作成したシフト表に従って切り替える

24時間365日稼働する工場や施設で一般的に用いられるのが、あらかじめ決められた勤務サイクルに基づいて日勤・夜勤・休日を繰り返すパターンです。 この方法は、従業員全員が公平なサイクルで勤務することで、特定のチームや個人に負担が偏るのを防ぎます。

4.2.1 4勤2休制(日勤2回・夜勤2回・休み2回)

製造業などで広く採用されている代表的なシフトパターンが「4勤2休」です。 これは、4日間勤務した後に2日間の休日を取る6日間を1サイクルとして繰り返します。 具体的には、「日勤2日→夜勤2日→休み2日」というローテーションが一般的です。 年間休日数が約120日となり、一般的な週休2日制(約104日)よりも多くなるのが大きなメリットです。 2日間の連休が定期的に確保できるため、心身のリフレッシュがしやすいとされています。

4勤2休制のシフト例(6日間1サイクル)
1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目
日勤 日勤 夜勤 夜勤 休み 休み

4.2.2 4勤4休制(日勤2回・夜勤2回・休み4回)

休日数をさらに重視したシフトパターンとして「4勤4休」があります。このパターンでは、「日勤2日→夜勤2日→休み4日」の8日間を1サイクルとします。4日間のまとまった連休が取得できるため、旅行や趣味などプライベートの時間を非常に確保しやすいのが魅力です。一方で、月の勤務日数が少なくなるため、給与体系によっては収入が変動する可能性も考慮する必要があります。

4勤4休制のシフト例(8日間1サイクル)
1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目
日勤 日勤 夜勤 夜勤 休み 休み 休み 休み

5. 2交代制シフト表:作成・運用時の重要なポイント

2交代制のシフトを作成する際は、従業員の健康や労働環境、そして法律を遵守するために、いくつかの重要な点に注意を払う必要があります。適切な知識なしにシフトを組んでしまうと、意図せず法令違反を犯してしまったり、従業員の不満や離職につながったりする可能性があります。ここでは、シフト管理者が押さえておくべき特に重要な注意点を詳しく解説します。

5.1 法令やガイドラインを遵守する

シフト作成の最も基本的な前提は、労働基準法をはじめとする関連法令や、業界ごとのガイドラインを遵守することです。従業員を守り、健全な事業運営を行うために、以下の項目は必ず守らなければなりません。

5.1.1 労働時間(法定労働時間・36協定)

労働基準法では、労働時間の上限を原則として「1日8時間・1週40時間」と定めています。 これを超える時間外労働(残業)や休日労働をさせる場合は、労働者の過半数で組織する労働組合(または労働者の過半数を代表する者)との間で書面による協定(36協定)を締結し、労働基準監督署に届け出る必要があります。

2交代制では1日の労働時間が8時間を超えることが多いため、「1ヶ月単位の変形労働時間制」などを採用し、月や年の単位で労働時間を調整する方法が一般的です。 この場合でも、変形期間を平均して週40時間を超えないようにシフトを組む必要があります。

5.1.2 休憩時間

労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を労働時間の途中に与えなければなりません。 12時間や16時間といった長時間勤務になりがちな2交代制では、少なくとも1時間の休憩が法律で義務付けられています。 この休憩時間は、労働から完全に解放されていなければならず、電話番や来客対応をしながらの「手待ち時間」は休憩とはみなされません。

労働時間 最低限必要な休憩時間
6時間まで 不要
6時間超~8時間まで 45分以上
8時間超 1時間以上

5.1.3 休日

法律では、毎週少なくとも1回、または4週間を通じて4日以上の休日(法定休日)を与えなければならないと定められています。 注意点として、夜勤明けの日は、暦日(午前0時から午後12時まで)で休みが確保されていない限り、休日とはみなされません。 例えば、朝9時に夜勤が終了しても、その日は出勤日扱いとなります。

5.1.4 深夜労働と割増賃金

午後10時から午前5時までの間に労働させた場合、通常の賃金の25%以上の率で計算した割増賃金(深夜手当)を支払う義務があります。 この深夜労働が時間外労働と重なる場合は、さらに割増率が加算されます。

5.1.5 勤務間インターバル制度

勤務終了後、次の勤務開始までに一定の休息時間を設ける「勤務間インターバル制度」が、企業の努力義務となっています。 これは、従業員の生活時間や睡眠時間を確保し、健康を守るための制度です。 特に夜勤を含む2交代制では、心身への負担が大きいため、夜勤明けから次の勤務まで十分な休息時間を確保することが強く推奨されます。

例えば、日本看護協会は「勤務と勤務の間隔は11時間以上あける」ことをガイドラインで示しています。

5.2 従業員の健康と安全に配慮する

2交代制、特に夜勤は、従業員の生活リズムを乱し、心身に大きな負担をかける可能性があります。 シフト管理者は、法令遵守だけでなく、従業員が健康で安全に働き続けられる環境を整える責任があります。

5.2.1 生活リズムの乱れと疲労蓄積への対策

日勤と夜勤を繰り返す不規則な生活は、睡眠障害や疲労の蓄積、自律神経の乱れなどを引き起こす可能性があります。 企業としては、仮眠が取れる休憩室を整備したり、夜勤明けの次の日は必ず休日にするなど、疲労回復を促すシフト編成を心がけることが重要です。従業員自身も、質の高い睡眠を確保する工夫や栄養バランスの取れた食事など、日頃の体調管理が求められます。

5.2.2 深夜業従事者の健康診断

労働安全衛生法に基づき、深夜業を含む特定の業務に常時従事する労働者に対しては、6ヶ月以内ごとに1回、定期的に健康診断を実施することが義務付けられています。 シフト管理者は対象となる従業員を把握し、確実に受診させる必要があります。

5.3 チーム間・従業員間の公平性を保つ

複数のチームでシフトを回す場合、チーム間や従業員間で勤務内容に不公平が生じないよう配慮することが、職場の和を保ち、従業員のモチベーションを維持する上で非常に重要です。

5.3.1 不公平感を生むシフトの例

必要な人員を確保することだけを考えてシフトを作成すると、意図せず不公平な状況を生み出すことがあります。 具体的には、以下のようなケースが挙げられます。

  • 特定のチームや従業員に夜勤が集中する
  • 体力的に負担の大きい「夜勤明けの翌日に日勤」といったシフトが特定の人に偏る
  • チームごとに労働時間や休日数に差がある
  • 特定のチームだけ連休が取りにくい

このような不公平感は、従業員の不満を増大させ、人間関係の悪化や離職率の向上につながる可能性があります。

5.4 円滑な業務の引き継ぎ体制を構築する

2交代制では、日勤と夜勤の交代時に必ず業務の引き継ぎが発生します。この引き継ぎがスムーズに行われないと、業務の遅延やミスの原因となり、生産性の低下や思わぬ事故につながる危険性があります。引き継ぎ事項を記録するノートや日報の活用、口頭だけでなくチェックリストを用いた確認など、情報共有漏れを防ぐためのルールを明確に定めておくことが大切です。

6. 2交代制で働くメリット

1回の勤務時間が長くなる傾向にある2交代制は、働く従業員にとっても多くのメリットがある働き方です。日勤のみの勤務形態と比較した場合、主に給与や休日の面で魅力的な点が多く、効率的に働きたい人に向いています。ここでは、2交代制で働く具体的なメリットを詳しく解説します。

6.1 出勤日数が少なくても報酬が多い

2交代制の大きなメリットは、給与が高くなりやすい点です。 労働基準法では、22時から翌5時までの労働に対して25%以上の深夜割増賃金を支払うことが義務付けられています。2交代制では夜勤が含まれるため、深夜手当が加算され、日勤のみの場合よりも高い給与が期待できます。

また、1日の法定労働時間である8時間を超えて勤務するシフトの場合、超過分には時間外手当(残業代)が支給されます。 そのため、1回の勤務時間が12時間といったシフトでは、深夜手当と残業手当の両方が支給され、3交代制よりも少ない出勤日数で多くの報酬を得られる可能性があります。

6.2 休日を長めに確保しやすい

1回の勤務時間が長い分、休日が多く設定されやすいのも2交代制のメリットです。 特に「4勤2休(4日働いて2日休み)」のようなシフトを採用している職場では、年間休日数が一般的な週休2日制の企業よりも多くなります。

6.2.1 夜勤明けの休みを組み合わせると連休になる

2交代制では、夜勤明けの日が実質的な休みになるため、休日と組み合わせることで連休のように感じられます。 例えば、以下のようなスケジュールの場合、暦の上での休日は1日でも、身体を休めたりプライベートの時間を確保したりできる時間は長くなります。

日付 勤務 過ごし方(例)
1日目 夜勤(21:00~翌9:00) 仕事
2日目 夜勤明け 9:00に退勤後、終日自由時間
3日目 休日 終日休み
4日目 日勤(9:00~21:00) 9:00に出勤

この例では、2日目の朝9時に仕事が終わってから、次の出勤(4日目の朝9時)まで丸々48時間の自由な時間があります。このように、まとまった休息時間を確保しやすいため、心身のリフレッシュや趣味への没頭が可能です。

6.2.2 平日休みでプライベートが充実する

シフト制であるため、土日祝日ではなく平日に休みが設定されることが多くあります。 平日休みには、以下のようなメリットがあります。

  • 市役所や銀行など、公的な手続きを済ませやすい
  • 商業施設や観光地が比較的空いている
  • 病院やクリニックの予約が取りやすい
  • 平日の割引料金などを利用できる

混雑を避けて自分のペースで用事を済ませたり、レジャーを楽しんだりできるため、プライベートの時間を有効活用したい人にとっては大きな利点です。

6.3 シフトパターンがシンプルで分かりやすい

2交代制のシフトは、基本的に「日勤」と「夜勤」の2パターンです。3交代制(早番・遅番・夜勤など)と比較して勤務パターンが少ないため、生活リズムを管理しやすいというメリットがあります。 勤務サイクルが単純なため、先の予定を立てやすく、仕事とプライベートの切り替えもしやすいでしょう。 慣れてくれば、自分なりの体調管理のコツを掴みやすくなります。

6.4 通勤ラッシュを避けられる

勤務開始時刻や終了時刻が、一般的なオフィスワークの時間帯とずれることが多いのも隠れたメリットです。満員電車や交通渋滞といった通勤ラッシュを避けられるため、通勤によるストレスが大幅に軽減されます。 体力的な消耗を抑え、スムーズに出退勤できる点は、日々の働きやすさに大きく貢献します。

7. 2交代制のシフト管理を簡略化するならシステム化がおすすめ

2交代制のシフトは、3交代制に比べてパターンが少ないとはいえ、従業員の希望休やス
キル、労働時間、チーム間の公平性など、考慮すべき項目が多岐にわたります。これらの複雑な条件をすべて満たすシフトを手作業やExcelで作成するには、膨大な時間と労力がかかり、管理者の大きな負担となりがちです。

また、手作業による管理は、ヒューマンエラーによる転記ミスや計算間違い、法令違反のリスクも常に伴います。これらの課題を解決し、シフト作成・管理業務を抜本的に効率化するためには、シフト管理システムの導入が極めて有効な手段です。

7.1 手作業によるシフト管理の主な課題

Excelや紙媒体でのシフト管理には、以下のような課題が挙げられます。システムを導入することで、これらの課題の多くを解決できます。

課題項目 手作業・Excelでの管理 シフト管理システムによる解決
作成時間 従業員の希望やスキル、法令などを一つひとつ確認しながら作成するため、時間がかかり属人化しやすい。 必要な条件を設定すれば、AIなどが数分で最適なシフトを自動作成。管理者の負担を大幅に削減できる。
公平性 勤務回数や休日数、夜勤の頻度などを完全に公平に割り振ることが難しい。不満の原因になりやすい。 各従業員の勤務状況をデータで可視化し、公平性を保ったシフトを自動で作成できる。
法令遵守 労働基準法や36協定、勤務間インターバル制度などの複雑な法令を常に意識する必要があり、意図せず違反してしまうリスクがある。 法令や企業の就業規則に違反するシフトが作成された場合に、自動でアラートを出す機能があり、コンプライアンスを強化できる。
急な変更への対応 急な欠勤者が出た場合、代わりの人員を探したり、シフトを再調整したりするのに手間がかかる。 ヘルプ募集機能や、条件に合う代替人員を自動でリストアップする機能により、迅速な対応が可能になる。

7.2 シフト管理システム導入のメリット

シフト管理システムを導入することで、単に業務が楽になるだけでなく、企業経営全体に良い影響をもたらします。

7.2.1 シフト作成業務の大幅な効率化

最も大きなメリットは、シフト作成にかかる時間を劇的に短縮できる点です。これまで何時間もかかっていた作業が数分で完了することもあり、管理者は空いた時間を人材育成や業務改善といった、より付加価値の高い仕事に充てられるようになります。

7.2.2 コンプライアンスの強化とリスク管理

労働関連法規は年々改正され、複雑化しています。システムには最新の法規制が反映されており、労働時間の上限超過や必要な休憩時間が確保されていないといった違反を自動でチェックします。これにより、法令違反のリスクを未然に防ぎ、健全な労務管理を実現します。

7.2.3 従業員満足度の向上

スマートフォンアプリなどから希望休を提出できたり、完成したシフトをいつでも確認できたりと、従業員側の利便性も向上します。また、公平なシフト割り当てが実現することで、従業員の不満を解消し、エンゲージメントや定着率の向上にも繋がります。

8. まとめ

本記事では、2交代制シフトの基本的な考え方から、チーム編成、1日のスケジュール、日勤・夜勤のローテーションまで、具体的な例を挙げて解説しました。2交代制は、少ない出勤日で多くの報酬を得られたり、まとまった休日を確保しやすかったりするメリットがあります。

一方で、シフトを作成する際には、労働基準法などの法令を遵守し、従業員間の不公平感が出ないように配慮する必要があります。多様なパターンが存在するため、手作業でのシフト管理は複雑化しやすく、担当者の大きな負担となりがちです。

このような課題を解決し、法令を遵守しながら効率的かつ公平なシフトを作成するためには、シフト管理システムの導入が最も効果的な手段です。AIが搭載されたシステムを活用すれば、複雑な条件を考慮した最適なシフトを自動で作成できます。2交代制シフトの作成・管理に課題を感じている場合は、ぜひシステムの導入を検討してみてください。

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