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BUSINESS

DX推進ではセキュリティを重要視!リスクや対策方法を解説

 

dx セキュリティ

企業の将来を見越し、経済産業省はDXの推進を奨励しています。DX推進にあたり、重要な課題といわれているセキュリティ対策を、どのように行えばよいか考える方は多いのではないでしょうか。

セキュリティ対策が万全であれば、情報漏えいや改変などのリスクを最小限に抑えられます。この記事では、DX推進におけるセキュリティ対策の重要性、リスクや対策方法を解説します。

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DXとはどのようなもの?導入が求められる理由やメリット・デメリットを解説
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DX推進の現状


IT化やデジタル化という言葉が飛び交うようになりました。近年の課題は、企業や人々の働き方や生活をより良いものに変革するDXの推進です。

ここでは、DXとは何か、DXの推進に取り組んでいる企業の実状や効果性を紹介します。

DXとは?活用する仕組み

DXとは、デジタルトランスフォーメーション(英語圏の表記:Digital X-formation)の略称です。企業活動の分野では、膨大なデータの収集や蓄積、および分析を行ってビジネスモデルをより良いものへと変革する考え方を指します。

近年、企業を取り巻く環境は変化してきました。サイバー攻撃の増加・リモートワークなど働き方の変化・クラウドシフトなどに対応すべく、AIやIoTなどのデジタル技術を用いる必要が高まっています。

DX推進のメリットは、業務体系の改善・新ビジネスモデルの創出・企業風土の変革などの実現です。

実状と効果

経済産業省は、2018年にDXの推進に取り組むようガイドラインを公開しました。IPA(情報処理推進機構)の2023年DX白書によると、大企業の4割程がDXの推進に取り組んでいるとの調査結果が出ています。

2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、リモートワーク・テレワークや脱ハンコが推進されてきました。以前と比較して、DXに取り組む環境が整ってきています。

取り組んでいる企業は金融業やサービス業などが多く、効果の内容は業務の効率化・生産性の工場・既存製品やサービスに対する高付加価値化などです。

DXのセキュリティ対策の重要性


メリットが多いDXですが、課題も多くあります。例えば、企業の機密情報やデータをどのように安全に守り抜くかなどのセキュリティ対策は、最も重要な課題のひとつです。

時間や場所を問わず、気軽に情報にアクセスできる一方、安全性を確立したセキュリティインフラが欠かせません。

どのような考え方が重要なのでしょうか。維持するべき基本的な要素を解説します。

維持するべき性質

DXのセキュリティ対策を行う際に、維持するべき基本的な要素は3つあります。それは、機密性・完全性・可用性です。

JIS Q 27000では、可用性とは、認可されたエンティティ(実体/対象物)が必要なときにアクセスおよび使用が可能な特性を指します。

機密性とは、認可されていない個人/エンティティまたはプロセスには情報を使用させず、開示しない特性です。

完全性は、情報の正確さおよび完全さの特性を指します。3つの要素が維持されなければ、情報漏えいや改ざん、消失を完全に防ぐことはできません。

対策へのアプローチ方法

セキュリティ対策を実施するためには、物理的対策・技術的対策・人的対策のアプローチが有効になります。

物理的対策とは、施錠可能な部屋やキャビネットなどを活用し、許可された人のみ立ち入りまたは閲覧できるようにする方法です。技術的対策とは、ウイルス対策ソフトまたはファイアウォールなどを活用し、サーバーや端末を守る方法を指します。

人的対策とは、情報セキュリティに関するポリシーの策定および周知の徹底、従業員の研修や訓練の実施などを行う方法です。可能な限り、対策方法を全てしっかり行うことにより、セキュリティ対策が万全になります。

DX推進のセキュリティにおける課題

事業を効率的に行う上で、ビッグデータの分析や活用するための円滑なシステムが重要です。人々の働き方やITシステムおよび管理が複雑化・多様化している現代では、システムの変革は重要なことであるとわかります。

従来のセキュリティ対策だけでは不十分な場合も多く、場合によってはDX推進の妨げになりかねません。実際に、部外者もアクセス可能な脆弱な管理システムやキャッシュレス決済システムからの情報漏えいなどの事例が報告されています。

具体的なDXのセキュリティリスクや対策方法を考慮してみましょう。

DXのセキュリティリスクと対策


業に共通する、代表的なセキュリティリスク6分野を考慮してみましょう。行える基本的な対策を解説します。

サイバー攻撃への対策

ネットワークの成熟とともにサイバー攻撃が急増しています。情報通信研究機構(NICT)が公開している観測レポートによると、サイバー攻撃関連の通信が10年間で66倍増加しているとのことです。

顧客データの情報漏えいやウェブサイトの改ざんなどを防ぐため、WAF(ウェブ アプリケーション ファイアウオール)やIPS(不正侵入防御)を活用できます。より堅牢なマルウェア対策ソフトの導入も検討してみましょう。

リモートワーク普及による対策

2020年以降、リモートワークやテレワークが普及し、場所にとらわれない働き方をする人が増えてきました。一方で、業務端末を持ち帰ることによる情報漏えいや紛失のリスクも増加しています。

仮想化技術の利用や、パソコンのハードディスク暗号化などの対策が有効です。また、セキュリティソリューションの導入によるゼロトラストセキュリティも検討できます。

ゼロトラストセキュリティとは、「アクセスを試みるアプリケーションや接続元を信用せず常に検証が必要」という考え方に基づいたセキュリティ対策です。全てのアクセス端末やユーザーなどを検証します。

人的ミスへの対策

どれほど注意していても、人的ミスを完全に防止することは難しいでしょう。従業員のセキュリティに対する意識が低い場合は、頻繁なミスや内部犯行が起きる可能性があります。

そのためDX化に関わる従業員だけでなく、全ての従業員を教育し、意識を高めることが重要です。

他にも、システム管理者アカウントの運用管理が複雑だったり、混在化していたりするケースもあります。システムログの一元化や特権アカウントの制限実装など、ワークロード管理ソリューションを図ることが重要です。

ソフトウエア・ツールへの対策

利用しているソフトウエアやツール自体の脆弱性にも対策を行いましょう。サイバー攻撃を仕掛ける側は、わずかな脆弱性を悪用し、マルウエアに感染させたり不正に侵入したりします。結果として、情報改ざんや漏えいにつながり、甚大な損害をもたらす可能性も否定できません。

導入しているソフトウエア・ツールのアップデート情報を小まめに確認し、常に最新版かどうかの確認が大切です。

ID・パスワードへの対策

クラウドシステムの活用に伴い、IDやパスワードなどの認証情報が増えていきます。複数のシステムを利用している場合、ログインするたびにIDやパスワードの入力が必要になるケースが一般的です。

近年、IDaaSによるシングルサインオン(SSO)を多くの企業が導入しています。IDaaSは、他にもID認証・IDパスワード管理・アクセス制御などを提供するサービスです。

導入するにあたってコストや手間が掛からないSaaS型は、ユーザーの利便性やシステム運用負荷の軽減につながります。

管理の複雑化への対策

DXの推進に伴い、シークレット管理が複雑化していることに頭を悩ませるケースがあります。シークレットが増加し、さまざまな場所に分散するにつれ、いかに効率よく管理できるかがポイントです。

管理の複雑化を軽減するために、マルチクラウド環境対応型シークレット管理ツールの活用を検討できます。従来のクライアントごとの保管に代わり、ツール側での集中管理を行なうなどの対策が可能です。

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高セキュリティの『UMWELT』でDXを推進!


社会や顧客のニーズが変化するにつれ、サービスの内容向上やビジネスモデルの変革は、企業が大きく飛躍する上で重要です。そのための鍵がDXの推進といわれています。

DXにこれから取り組む企業には、セキュリティ対策が万全で、専門的な知識がなくてもすぐに始められるノーコード予測AI『UMWELT』がおすすめです。主な特徴を紹介します。

コストを抑えて素早く導入できる

UMWELTでは、ExcelやGoogleスプレッドシートなどのCSVデータを結合・変換・取得するための処理はRPA機能で自動処理します。ノーコードAIは専門的な技術習得や人材の育成期間のコストが最小限になるため、最大でAI導入期間を75%、費用を90%削減可能です。

CVSデータ管理情報だけで需要予測が行えます。例えば、サービス業であれば品番・店舗・日付ごとの売上予測なども可能です。安全在庫計算や機械学習などのアルゴリズムが搭載されており、ドラッグ&ドロップで利用できるシンプルな操作性が喜ばれています。

自動シフト作成機能は法令を遵守したシフトを瞬時に自動作成するため、シフト作成時に掛かる時間を大幅に減らすことが可能です。

高セキュリティプランも選択可能

UMWELTは、オンプレミスでの開発利用はできません。Google ChromeまたはMicrosoft Edgeが必要です。セキュリティ対策には万全を期しており、大手企業様での導入に耐えうる高水準で準備しています。

また、UMWELTでは高セキュリティプランの選択も可能ですので、必要があればご相談ください。

まとめ

より良いサービスの提供や効率化に寄与するDXは、セキュリティ対策を正しく行うことにより効果を発揮します。従来のセキュリティ対策に甘んじることなく、新たな考え方を取り入れたりソリューションを導入したりできないかを検討してみましょう。

TRYETINGは、専門知識やプログラミング不要のノーコードAIの開発を行っています。スムーズなDX推進のために、コストや導入期間を削減できるUMWELTをぜひお試しください。

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