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国内企業のAI導入率は?業務AI化を成功させるためのポイント

 

昨今、ビジネスの現場でのAI導入がさかんに進められています。では実際のところ、AIは国内企業においてどれほど活用が進められているのでしょうか。当記事では、国内企業のAI導入率や、業務をAI化させるにあたって押さえておきたいポイントについて解説します。

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国内企業のAI導入率と目的


日本は「技術大国」「ものづくり大国」との評価を受けていた時期もありました。しかしAIの分野においては、海外と比べ大きく遅れをとっています。まずは、国内企業のAI導入率と導入の目的について見ていきましょう。

日本企業でのAIの導入率は低い

総務省が公表している「令和元年版情報通信白書」によると、国内企業のAI導入率は39%です。これに対し、海外の導入率は中国85%、アメリカ51%、ドイツ49%、フランス49%、スイス46%と高い水準を保っており、先進国の中でも日本のAI導入はやや遅れをとっていることが分かります。

AIを導入する目的

AIは人工的につくられた知能のことを意味します。現在、ビジネスシーンではビッグデータを用いてコンピューターで機械学習を行い、物事の判断や識別・予測を可能にする「特化型AI」を広く活用しています。

AIが活用されている分野

AIは、ビジネスの現場において主に下記のような分野に活用されています。

  • 予測:需要予測や売上予測といった、過去のデータに基づいた予測
  • 認識・分類:画像、音声、文字、感情などのデータ分類
  • 自動化:RPAなどの定型的な処理の自動化
  • 提案:ユーザーに合わせたおすすめ商品を表示するレコメンド機能
  • 自然言語処理:スマートスピーカー、チャットボットなどの言語処理

AIの活用で企業が得られるメリットとは?


AIを活用することで企業は大きなメリットが得られます。ここでは、企業がAI化を推進することで得られる具体的なメリットについて紹介します。

生産性向上と経費削減

単調で同じ動作を繰り返す定型業務は、AIが得意とする作業の1つです。どんなに単純な作業でも、人の手による作業が残っている現場では、なかなか人為的ミスをなくすことができません。それに対して、AIにそれらの作業を代替した場合、確実にミスが減らせます。よって、実質的な生産性の向上につながるでしょう。また、これまで人間が行ってきた業務をAIに置き換えることによって、人件費の削減効果にも期待ができます。

顧客満足度の向上

AI導入のメリットは顧客側にも及びます。カスタマーサポートにAIを導入した事例を見てみましょう。AIを導入して、自動音声認識で顧客を振り分ける、マニュアルの検索性を向上させるなどの活用方法があります。AIシステムによって、顧客は問い合わせ時間を短縮することができ、高い水準の対応を受けることができるのです。

新ビジネスモデルの創出

AIをうまく活用することで、新規性の高いサービスが創出されていくことも期待されます。近年、新たなサービスとして世界的にも大きな関心を集める「店舗の無人化」は、AIを活用したビジネスモデルの一種です。国内の大手コンビニメーカーでも、無人店舗の運営が積極的に進められており、こうした動きは数年のうちにより活性化していくことが予想されています。

従業員の安全性と満足度が向上

AIの導入によって従業員の満足度向上にも期待ができます。例えば、事故が起こりやすい作業や運転についてはAIに代替することで、事故の遭遇を防ぐことができます。また、多くの企業で毎年実施されている健康診断やストレスチェックなどは、結果を数値化することで、社員の心身の健康をより正確にはかることが可能です。これにより、社員の健康状態を詳細に把握することが容易になり、職場環境の整備・改善につなげられるでしょう。

企業がAIを導入する手段とその課題


企業がAI導入する方法としては、「自社でのAI開発」と「ITベンダーを通したツールの導入」といった2つの方法があります。それぞれの違いについて説明します。

自社開発の場合

AIの専門知識を有した人材がいる企業が自社開発するには、既存のプラットフォームを利用し、AIを導入するといった方法があります。しかし、AI insideの調査によると、自社開発の動向は「内製化を行っていない」が全体の62.7%と最も多く、「自社開発を行い、内製化に取り組んでいる」企業は全体のわずか11.5%ほどでした。これには、課題として「AI技術や知見のある人材がいない」「社内でAIリテラシーが不足している」といった要因が挙げられます。

ツール導入の場合

AIツールを導入し、業務のAI化を進めるといった方法もあります。既存のプラットフォームを利用することで、導入がスムーズに進みやすい点がメリットである一方、「費用対効果が不明」「データ・整備不足」といったデメリットも存在します。

【課題解決】企業がAI導入を成功させるためのポイント


AIをビジネスに導入し効率よく効果をあげるためには、いくつかのポイントをおさえる必要があります。業務AI化を成功に導くためにも、ここで導入時の注意点について理解を深めておきましょう。

利用目的を明確にする

「なぜAIを導入するのか」という導入目的や、AIを活用して現状のどのような問題をクリアにしたいのかという利用目的が明確になっていなければ、期待通りの効果を得難くなってしまいます。そのため、導入前には自社がAIを導入して達成したい目的がどこにあるのかを明確にしましょう。

AI人材の育成をする

AIを活用した事業の運営には、AIに知見がある人材の雇用が欠かせません。AI開発に必要とされている専門知識と資格には、IT・情報処理の資格、Pythonなどプログラミング言語の知識、データサイエンスの知識があります。また、育成には研修プログラムなどの用意や新たな人材の採用が必要です。

積極的な環境の整備をする

自社内でデータ利活用が円滑に行われるように、システム、セキュリティ、社内規定・制度といった環境の見直しも行っておきたいものです。自社内の組織の見直しにおいては、経営層と開発チームなど現場間のギャップをなくすことが、AI導入を成功に導く肝要になります。

適切なAIツールを選定する

一口にAIといってもツールの種類は多様です。AIを利用する目的や自社の現状、予算に沿って、適切なAI製品を選定しましょう。

AI導入を検討中の企業担当者様はTRYETINGにご相談ください!

AI技術を活用することで、多くの仕事で業務の効率化を実現することができます。しかし、AIを導入するための知識や専門人材が不足している企業は多く、AI導入のハードルになっています。そんな時におすすめしたいのがTRYETINGの「UMWELT」です。UMWELTは、コーディング不要ですぐに利用開始できる、ノーコードクラウドAIツールです。簡潔で直感的な操作でAIを導入することができ、社内にITエンジニアがいなくても業務AI化を進められます。

まとめ

少子高齢化の影響を受けて、労働力人口が減少を続けている現代の日本にとって、AIは今すぐにでも導入すべきツールです。今後、ますますの発展や普及が見込まれているAIを
いち早く自社に採用することで、新たなビジネスチャンスの発見や、競合他社との優位性にも期待ができます。AIの導入は設備投資費や人件費がかかるケースが多いものですが、TRYETINGのUMWELTであれば最小限のコストでAI化を実現できます。ぜひこの機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。

参照文献

令和元年版情報通信白書|総務省
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r01/pdf/index.html

AI導入企業では約6割がAI開発の内製化を進めていると回答、AI inside が企業のAI内製化・AI人材育成状況の調査を実施|AI inside

AI導入企業では約6割がAI開発の内製化を進めていると回答、AI inside が企業のAI内製化・AI人材育成状況の調査を実施

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