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製造業でDX化は実現できる?現状の課題の解決方法と戦略を紹介

戦後最大級の経済危機に直面している今、製造業においてもこの難局から抜け出すために何かしらの戦略をとらねばなりません。デジタル時代といわれるなかで勝ち残り、製造業の未来を守るために考えたい戦略について紹介します。

▼更にDXについて詳しく知るには?
DXとはどのようなもの?導入が求められる理由やメリット・デメリットを解説

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この記事の要点

     

  • 近年増え続ける自然災害の影響や人材不足、さらにはITに対する知識不足などにおいて製造業は課題を抱えている。
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  • 製造業のDX戦略として、プラットフォーム化やクラウド活用などがあげられる
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  • 現場の働き方改革やIot化などでDXの活用事例がある。

DXはデジタル化時代に対応するための企業変革


日本では2010年代後半に、DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が浸透しました。それ以前はIT化が進んでいたため、DXはITと同じと勘違いされる方が多いようです。そこで、まずはDXとITの違いから説明します。

DXとは

『経済産業省の「DX 推進指標」とそのガイダンス』によると、このようにDXが定義されています。

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」
(「DX 推進指標」とそのガイダンス.令和元年7月,経済産業省)

DXとは、IT化されたデータやデジタル技術を活用してビジネススタイルを変革し、競争で優位に立つことです。すなわち、これまでのビジネスモデルから、新しいビジネススタイルへの変革、方法を変えるということです。2004年にはすでに、スウェーデンのウメオ大学の教授であるエリック・ストルター氏が、『進化し続けるテクノロジーが生活をより良くしていく』と提唱しています。

DX化・IT化・デジタル化の違い

次に混同されやすいDX化とIT化、デジタル化の違いについて説明します。最初にIT化とデジタル化は、DXの推進には必要なプロセスと考える必要があります。まずIT化とは業務の効率化やコスト削減を目的とした、IT技術やデジタル技術の導入のことです。一方、デジタル化は、人が行っていたことをコンピューターで扱えるようにする技術です。DXはこの両者を手段として用い、ビジネス変革を行います。ITは目的であり、DXは手段という大きな違いがあるのです。

製造業の課題


日本の国内総生産(GDP)の2割を支えてきた製造業が、今危機に直面しています。それは近年増え続ける自然災害の影響や人材不足、さらにはITに対する知識不足が原因といわれているのです。

1.災害に対する影響

2020年の新型コロナウイルスの感染拡大や、相次いで発生する地震や台風、大雨により、世界の経済が大打撃を受けています。日本の製造業にも影響が出ており、モノづくりにおける世界規模のグローバルサプライチェーン形成が崩れつつあるのです。コロナウイルスにより活動や移動が制限されている状況では、今後のためにも新しいサプライチェーンの開拓を考えていく必要があるといえます。

2.人材不足

すべての業界において大きな問題となっているのが、人材不足です。しかしその中でも、製造業は少子高齢化による労働力人口の減少に加え、デジタルネイティブと呼ばれる若年層は、IT産業に惹かれる傾向があります。また、3K(きつい・汚い・危険)のイメージがいまだに強いところも製造業の弱点です。高度な技術をもつ職人や熟練技能者の高齢化も進み、今後はますます人材不足に陥る可能性が考えられます。

3.IT知識不足

世界に比べると、日本はIT化が遅れていると、よく耳にします。設備が老朽化しても、なかなかIT化に踏み切らないメーカーも少なくありません。その理由として、いざIT化しても使いこなせるだけの知識と、スキルを持った技術者が少ないことが原因と指摘されています。そのため、海外のようにAIやloTといった最新技術の導入にも積極的になれず、IT化への遅れを招いているのです。

4.技術力

日本のモノづくりにおける技術は、世界からも高い評価を得ています。しかし、高度な技術をもつ熟練技能者にも、高齢化の波が押し寄せています。技術を継承するにも、労働力人口の低下による人材不足のため後継者となる人材の確保が難しくなっているのが現状。長い年月をかけて積み上げてきた技術やノウハウ、経験は消滅させることなく継承していきたいものです。

製造業の課題をDXで解決する方法


不安定な経済状況にあるなか、大打撃を受けている製造業が取るべき戦略は、変化に合わせたダイナミック・ケイパビリティ(企業変革力)の強化にあります。そのためにはDXを推進し、製造業の抱える課題を解決していかねばなりません。

1.データ活用

まずはデータを活用できるDX化が有効な施策としてあげられます。散在していた大量データの整理と集約から始め、それらをさらに分析して現場で活用させます。人の頭のなかにあるデータを誰が見てもわかるシンプルな形にするのです。そうすることで、知りたい部分にスピーディーかつ容易にアクセスできる環境が整い、常に市場のリアルタイムを把握して、ニーズに合わせた商品を製造できるようになります。

2.高品質を実現

日本の製造現場では、完成度を高めるモノづくりを行っています。それもDX化することで製造時間の短縮と、ニーズを踏まえた高品質のモノづくりが可能になるはずです。つまり、製造業におけるDXの推進は、製造業の根本的なスタイルを変えます。世間のニーズにスピーディーな対応ができるモノづくりは、製造業の未来にとって必要不可欠です。

3.人手不足を解消

あらゆる企業で問題となっている人手不足は、DXにより解決可能です。業務内容を見直してみると、人が行わなくてもできる作業は必ずみつかるはずです。その部分を自動化することで、限られた人員でも空いた時間を効率よく使えるようになります。また、頭の中にあるノウハウはデジタル化により、周りの人とも簡単に情報の共有ができるのです。

4.バックオフィスのデジタル化

バックオフィスとはクライアントと直接のやり取りが発生しない業務のこと。具体的には経理や人事、労務、総務などです。バックオフィスは紙の資料を扱うことが多く、人的ミスがおこる可能性もあり得ます。これらをデジタル化すれば、ペーパーロスと人件費を抑えられ、コスト削減と効率の向上につながります。さらには人材をフロントオフィスに移すことで、社員のモチベーションがあがり、業績アップにつながるかもしれません。

製造業におけるDXの戦略とは


DXがイメージできた方が、次に考えたいのがDXにおける戦略です。DXを成功に導くためには、受け身ばかりではなく、攻めの姿勢に転じていかねばなりません。ここからは代表的な3つの戦略をご紹介します。

1.プラットフォームの構築

DXの戦略で、よく耳にするのが「プラットフォーム戦略」です。プラットフォームとは「顧客向けに製品やサービスを展開し、更新できる場」のこと。モノを作って終わりではなく、構築したプラットフォームを利用して市場の確保と顧客の囲い込みをすることが狙いです。顧客との信頼や関係性が強化されれば、さらなる市場の拡大も期待されます。Amazonや楽天、クラウドワークスなどがプラットフォーム戦略の成功例です。

2.クラウド活用

クラウドは、3Dプリントや高度な分析機能、IoTなど、高度な技術を搭載するプラットフォーム構築に利用できます。市場のニーズに素早く対応できれば、生産性の向上と高品質なサービスの提供が可能になるはずです。

3.工場内の見える化

工場内(生産現場)では、計画をたてても計画通りにいかなかったということがあるでしょう。それは「見えていない」からです。今現場で何が起き、何をすべきかがわかる「見える化」を図りましょう。見える化は結果を後から確認するのではなく、日々行う業務の中で問題を見つけ、すぐ解決策を練るのが重要です。そうすることで問題も改善されるはずです。見える化すると一人ひとりが自律的に、責任をもった行動をとるようになります。最終的には、現場でのムダが省かれ、生産性の向上にもつながります。

DX化を推進する方法


デジタル時代の今、多くの情報やサービスはデジタルで流通しているのが現状です。競合に遅れをとらないよう、DXの必要性が問われています。しかし、結果が目に見えない分、DXの推進にはいくつかのハードルがあることも事実。ハードルを超えるためには、緻密な働きが重要となります。

1.経営陣のコミットメントを確認

DXを推進するためには、経営陣にDXの必要性への理解が不可欠です。DXはメリットを感じづらく、まだ世界でも成功例が5%しかありません。この状況で既存システムを脱却してまで行うべきなのかと、決断に迷っている企業も少なくありません。経済産業省が提唱する2025年の崖問題を含め、経営陣の理解とコミットメントはDXの推進を円滑に行うために必ず確認しておかねばなりません。

2.経営戦略を作成

コミットメントを確認したら、DXの推進で『自社がどれだけ新しい価値を生み出せるか』を明確に表す経営戦略を作成します。目標を共有することで、動きもとりやすくなり、同じ志をもつ同僚も見つかるでしょう。

3.社内体制を構築

経営戦略が決まれば、それに基づいて社内体制を作ります。周りにDXって何?と感じている人が多くいるのであれば、なおさら社内体制の構築が必要です。一社員が勝手に始めたことぐらいに思われないよう、社長直轄のプロジェクトとして立ち上げるなどの策も必要です。

4.IT資産の現状分析・評価

DXの推進には多額の予算確保が必要です。しかし、攻めたIT投資にはそれなりの難しさが伴います。また、必要なシステムとブラックボックス化したシステムを分析・評価できるスキルをもった人材不足の問題もあり、予算確保が今後の課題となっています。

5.既存業務のデジタル化

DXを推進するためには、ツールやアプリを導入して、各業務をデジタル化しなければなりません。各部門にツールを導入し、デジタル化することはシステムをフルに活用するための大切な作業です。

6.既存業務の拡大・新事業転換

DXは既存業務をIT化、デジタル化するだけではなく、新しい価値を生み出せるようにすることです。これまでは、製造したモノを提供するだけでしたが、そのモノを使ったサービスを考案し、提供する。つまりモノづくり+データづくりを進めれば顧客からも喜ばれ、企業は新たなデータを掴むチャンスになるはずです。さらには集まったデータを分析して、何が必要とされているかを見極め、新しい製品を作り出す可能性にも期待がもてるのです。

製造業におけるDX化の事例


製造業のDX化は、すぐに結果が出ないことも。いったい何から始めたら良いのか、戸惑ってしまうこともあるでしょう。ここからは実際にあった事例を紹介しますので、ぜひ実現に向けて参考にしてください。

1.製造現場の働き方改革

1つ目の事例は、製造現場における働き方改革のDX化です。これまで製造業に働き方改革を取り入れることは、難しいとされてきました。なぜなら、現場での作業が必須である製造業にリモートワークは向かず、フレックスタイム制の導入も現実的に無理が生じるからです。しかし、リモート監視システムの導入で業務の効率化を実現した事例があります。事務所と現場の移動をなくして人員を削減することで、生産性の向上を期待できます。低コストで導入が可能なところも特徴です。そして2つ目が、図面や書類のデジタル化です。手書きで行っていた作業をデジタル化することで、一気に作業の効率をあげることができました。

2.製造現場のIoT化

製造業で最終的に目指すのは、AlとIoTを併用したスマートファクトリーです。スマートファクトリーとは工場内のあらゆる設備と機器をインターネットに接続し、現場の見える化を実現すること。IoTで収集したデータを解析し、その結果をITによって自動化・最適化させます。人の手が必要な箇所以外は労力を減らすことができ、人手不足の解消にもなります。スマートファクトリーは、製造業にとって欠かすことのできないDXといえます。

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DXの導入は製造業にとって、なくてはならない革新です。しかし、DX自体をまだ感覚でしか捉えられない現状では、自社のシステムを大きく変えてしまうことに不安を覚えている人も多いはずです。TRYETINGが開発した「UMWELT」は自社システムはそのままに、AIによるDX化が可能です。

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まとめ

製造業のDX推進は、デジタル時代を勝ち残るために必須です。しかし、製造業においてDXを実現するためには、さまざまな課題をクリアしていかなければなりません。特にIT関連の知識不足は、DX実現にとって大変厳しいことです。中途半端に投げ出すことのないよう、専門家の力を借りるのもひとつの手段ではないでしょうか。難しいことはプロに任せたいということであれば、ぜひ一度TRYETINGにご相談ください。DXの実現に向け、有効なプランをご提案いたします。

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