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TECHNOLOGY

AIがメディアに与えた影響とは?メディアのAI活用事例を紹介

 

私たちのあらゆる生活やビジネスシーンで活用されるようになったAI。AI技術革新の波は、メディアやコンテンツの業界にも訪れています。この記事では、「AIがメディアに与えた影響」にフォーカスし、その概要や活用事例について解説していきます。

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ノーコードAIツールUMWELT紹介ページ(活用事例あり)

AIの影響はメディアにも広がっている

AIとは

AI(Artificial Intelligence)とは、人間の知的ふるまいの一部をソフトウェアを用いて人工的に再現したものです。人間は生活の中で多くの推測や判断を行っていますが、AIは判断をするためのパターンやルール等の特徴を自動抽出し、判断することができます。

AIのメディアへの影響

テレビしかなかった時代は、視聴率の競争になっていました。しかし、YouTubeやNetflix、スマホの登場により、視聴者がコンテンツを選べる幅は大きく広がりました。このような動画配信サービスにおいても、視聴者ごとの好みに合わせた作品を提案するAIが活用されています。

実店舗のメディア化も進んでいる

実店舗などリアルな空間もメディア化しています。例えば店舗で実際の商品を見たあとにネットでその商品を購入するケースは、メディア化の代表例です。AIを使えば、ユーザーの購買意識や消費行動を把握できるようになるため、リアル店舗のデジタル化に役立ちます。

AIの影響が大きいメディアの種類


AIの影響が大きいメディアの種類は、主に下記の3つです。ここでは、それぞれの媒体の概要と特徴について説明します。

マスメディア

マスメディアとは、数万から数千万人といった不特定多数を対象に情報を発信する「マス向け」のコミュニケーション媒体です。マスメディアは、報道、解説・啓蒙、教育、娯楽、広告など複数の役割を果たし、社会的影響力が非常に大きいことでも知られています。

Webメディア

Webメディアとは、インターネット上で何らかの情報を発信しているWebサイトのことです。パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットなど、インターネットへの接続が可能な端末でアクセスすることができます。

ソーシャルメディア

ソーシャルメディアとは、個人による情報発信や個人間のつながりなど、社会的な要素を含んだメディアを指します。情報の受け取りにおいては、同時に情報の送り手にもなり得て、相互作用により「拡散」が起こる点がソーシャルメディアの大きな特徴です。

メディアのAI活用事例


メディアエージェンシーにサービスを提供するベンダーたちも、AIを活用した取り組みを強化しています。ここでは、メディアのAI活用事例を6つ紹介します。

リアルタイム日本語変換システム

リアルタイム日本語変換システムは、主にマスメディアで活用されているAI技術です。関東広域圏を放送対象地域としたテレビ朝日では、海外スポーツ中継における選手名のテロップ表示にAI-OCRを用い、リアルタイムでの自動日本語変換を実現しています。

全自動リアルタイム字幕

インターネットテレビの「AbemaTV」は、AIの音声認識技術を用いて、リアルタイムでAI字幕を表示する生放送番組を展開しています。また、放送で送出された字幕はログ保存されて、各種録画放送サーバと連携できるため、録画再放送ではボタン操作のみで字幕を送り出すことができます。

画像認識

画像認識にも、AI技術は活用されています。AIが使われた画像認識において特に話題となったのが、Facebookの研究チームが発表した「SEER」です。SEERはインターネット上にあるラベル付けされていないランダムな画像グループから、自己教師あり学習を行う技術です。自律的にデータセットの内容を調べ、その過程で学習するため、オブジェクト検出などのタスクでトップレベルの正確性を実現しました。

SNSの映像収集

AIで事件や事故、災害などの画像・動画をネット上から自動収集し、投稿者の許諾を得て報道機関に提供するサービス「Newsdeck」にも多くの注目が集まっています。Newsdeckは、各種SNSから事件や事故、災害に関する画像・動画をリアルタイムに収集し、AIが「震災」「交通事故」「火事」といった項目に分類します。これにより、調査を担当する従業員の手間を軽減でき、労働生産性の向上につながっています。

レコメンデーションエンジン

レコメンデーションエンジンとは、Webサイトやモバイルアプリの利用者、またデジタルチャネルを通じてやり取りしている顧客に対して、適切なオファーや製品、コンテンツを特定し、顧客体験をパーソナライズするためのソフトウェアのことです。主に、Webメディアにて活用されているAI技術で、AmazonやNetflixなどの大手企業においても導入が進められています。

チャットボット

チャットボットとは、人に代わってリアルタイムに応対業務をこなすロボットプログラムのことです。AIチャットボットは、過去の統計データを元に正解を導き出し、顧客からの問い合わせに対して、的確な回答をするAIの機能を利用しています。メディア業界ではコロナ禍で密対策・混雑平準化に対する非接触技術として再注目され、活用の幅が広がりました。

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TRYETINGのAIツールを紹介

社内業務にAIを活用し、DX化を推進したいとお考えの企業担当者様には、TRYETINGが展開している2つのAIツールをおすすめします。ここでは、ノーコードAIツール「UMWELT」と、シフト自動作成AIツール「HRBEST」、それぞれの製品特徴や導入のメリットについて紹介します。

ノーコードAIツール「UMWELT」

ノーコードAIツール「UMWELT」は、既存システムをそのまま利用し、サーバーレスで簡単にAIを導入できるクラウドサービスです。多数の実績あるアルゴリズムを搭載しているため、プログラミング言語の知識や、AI導入に必要な特別な環境を必要としません。マウス操作のみで手軽にAIを構築できます。また、AI導入までの期間は従来の1/4と高速導入が実現されます。さらに、導入コストは従来の1/10と業界最低水準の低コストである点も強みです。

シフト自動作成AIツール「HRBEST」

AIを活用したシフト作成サービス「HRBEST」では、機械学習によって最適なシフトを自動作成していくことが可能になります。従業員はスマートフォンのアプリ内から「シフトの希望日時」を提出し、シフト作成者は、提出された情報をカレンダー上に表示させ、自動で配置させていきます。 また、過去のシフト情報を学習したうえで「シフトに入れそうなメンバー」を提案することもできます。これまですべて手動で行われていたシフト表作成業務を大幅に効率化することができるのです。

まとめ

今回は、AIがメディアに与えた影響や、メディアのAI活用事例、おすすめのAIツールについて、解説してきました。AIの技術は日に日に進化しており、今後はさらにさまざまな分野において人の生活や企業の発展に欠かせないものとなっていくことでしょう。ぜひ、本記事を参考にAIに関する知見を深め、自社の展開するビジネスにAIを活用してみてはいかがでしょうか。

参照文献

AI inside とテレビ朝日が共同開発の『AI と Video OCR によるリアルタイム日本語変換システム』、コンテンツ技術賞を受賞|AI inside(2020)

AI inside とテレビ朝日が共同開発の『AI と Video OCR によるリアルタイム日本語変換システム』、コンテンツ技術賞を受賞

「AbemaNews」が昼のニュース番組『けやきヒルズ』にて人工知能(AI)を導入  国内初、ニュース番組でのリアルタイムAI字幕生放送を試験的にスタート|AbemaTV(2018)
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=22587

AI: Facebook’s new algorithm was trained on one billion Instagram pics|ZD Net(2021)
https://www.zdnet.com/article/ai-facebooks-new-algorithm-was-trained-on-one-billion-instagram-pics/

【フジ・スタートアップ・ベンチャーズ】世界各地で起こっている事象の現場映像をAIで自動収集する画像解析サービス会社Specteeと資本業務提携|フジ・スタートアップ・ベンチャーズ(2016)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000007653.html

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AI予測ツールUMWELT紹介ページ(活用事例あり)

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