BUSINESS

エクセルで売上予測を立てる!メリットや活用のポイントを詳しく解説

昨今、AIを活用して自社の売上予測を行う企業が増えていますが、自社の過去データを活用すると、エクセルで売上予測を作成可能です。本記事では、エクセルで売上予測を立てるメリットや効果的な活用方法について解説します。

▼更に需要予測について詳しく知るには?
需要予測の基本を徹底解説!精度向上のポイントも紹介需要予測の基本を徹底解説!精度向上のポイントも紹介
▼社内のデータをAI化するには?
ノーコードAIツールUMWELT紹介ページ(活用事例あり)
AI tool service

エクセルで作成する前に│売上予測の基礎知識


売上予測の説明と、売上予測の作成に必要となるデータ、売上予測を立てるべき理由について解説します。

売上予測とは何か

売上予測とは、過去のデータを基に、今後の動向や売上の予測を立てることです。売上予測に類似した言葉に売上目標があります。売上予測がデータ分析で客観的に計算された根拠のある数字である一方、売上目標は企業の理想や展望を含んだ目標値です。

売上予測の作成に必要となるデータ

売上予測の作成には、SQLやセールスリードタイムなどさまざまなデータが必要になります。SQL(英:Sales Qualified Lead)とは、自社サービスや商品に関心のある見込み客を指し、セールスリードタイムは受発注から納品までの平均期間を指します。売上予測作成には、このようなデータを効率的に収集することが重要です。さらに、精度の高い売上予測をするためには、以下のようなデータを押さえておくと良いでしょう。

  • 契約期間
  • 期間別(月、四半期、年度)売上高
  • 製品別売上高
  • 現在の案件数
  • 契約更改率
  • 契約解除率

売上予測を立てるべき理由

売上予測を立てておくメリットは、売上目標の目安を理解でき、目標達成に向けてある程度の見通しをつけられることです。また、在庫管理やスタッフの配置計画も効果的に行えるようになります。

エクセルで売上予測を作成するメリットと注意点


売上予測の基礎知識について解説してきました。ここからは、エクセルを用いて売上予測を作成するメリットと注意点を解説します。

【メリット】新たに投資をする必要がない

エクセルを利用した売上予測は新たな設備投資が不要です。関数などの知識はある程度必要となるものの、日常業務で使い慣れているエクセルを活用した売上予測は、取り組みやすいうえ、共同作業が気軽にできる点がメリットといえます。

【注意点】売上予測の専門ツールではない

エクセルは、売上予測を作成する専門ツールではないため、正確な売上予測の作成には最適とは言えません。また保存可能なデータ量に限りがあるため、データ増加によりエクセルのパフォーマンスが落ちる可能性があります。

エクセルを活用して売上予測を作成する方法


エクセルを使用して売上予測を作成する「予測シート機能」と「TREND関数」を用いた方法について、具体的な内容をみていきましょう。

予測シート機能で作成する

エクセル 2016より、データ傾向予測で新しいワークシートを作成する「予測シート機能」が追加されました。まず、各月の売上データを入力したエクセルシートのなかで、どこかひとつのセルをクリックします。次に、「予測シートボタン」をクリックし、自動的に表示されたグラフ右下にある「作成」ボタンをクリックします。すると、新規のワークシートに売上予測データとグラフが生成される仕組みです。

TREND関数で作成する

エクセルのTREND関数は、過去の数値データをもとにして、未来の数値を予測する関数です。重回帰分析で予測値を割り出します。

過去の月別売上データから、ある月の売上予測を行う場合、数値を出したいセルをクリックします。次に、fxをクリックしてTREND関数を選択してください。関数の引数選択画面で、既知のy(出したい数値予測の過去のデータ)、既知のx(数値予測に影響を与える過去データ)、新しいx(数値予測に影響を与える現データ)をそれぞれ選択します。「OK」ボタンをクリックすると、予測した数値が該当セルに反映されます。

売上予測や売上目標のためにエクセルを活用するポイント


ここからは、実際にエクセルを活用して売上予測・売上目標を算出する3つのポイントについて、解説します。

過去の実績データを分析する

過去数年分の売上実績を分析し、月や年単位での売上の推移、月毎の売上の違いを見ていくことで、売上が伸びる理由や規則性を判断できるようになります。売上に密接に関係する要因分析の表も合わせて作成してください。

売上推移をグラフ化する

売上予測や売上目標を立てるために売上推移をグラフ化します。可視化することによって、売上の実績を分析しやすくなるはずです。分析した後、実績の伸び率をもとに、未来の目標を設定します。

ゴールシーク機能を利用する

エクセルのゴールシーク機能を活用するのもひとつの手段です。ゴールシークとは過去データからの予測ではなく、目標数値をあらかじめ決定し、目標に到達するために必要な値を逆算する機能です。エクセルの「データ」→「what-if分析」→「ゴールシーク」の順にクリックし、ダイアログの設定項目(数式入力セル・目標値・変化させるセル)にそれぞれ値を入力します。適切な値が見つかった場合、ダイアログに「解答が見つかりました」と表示されます。

売上の向上に貢献する機能が満載のUMWELT!

エクセルには、予測シート機能やゴールシーク機能など便利な機能が搭載されていて、手軽に需要予測を作成できます。より精度の高い需要予測をしたい方は、TRYETINGのUMWELTを活用してみませんか。売上の向上に貢献する機能が満載のUMWELTは、貴社のデータを最大限活用して、容易にデータ分析、需要予測、在庫管理などが行なえます。

まとめ

エクセルを使用した売上予測は、手軽に作成できるメリットがあります。TRYETINGのUMWELTは、エクセルより精度の高い売上予測が可能です。システム分析担当者の方で負担を感じている方や、データ分析やシステムに知見がない方でも、簡単かつ安心してお使いいただける製品です。導入についてのご相談は、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。

WRITING BY

TRYETING

公式

TRYETING公式です。
お知らせやIR情報などを発信します。