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AIに関する資格はどんなものがある?おすすめの資格や取得のメリットを解説!

近年急速なデジタル技術は発展しています。それに伴いAIや機械学習について学習したいと考えている人も増えているようです。AIに関する資格も多様化が進んでおり、レベルや出題範囲、目的によって様々な種類があります。

ここではAI資格それぞれのレベルや目的の紹介、資格勉強するメリット、AI業界で活躍する職種を紹介します。AI関連の資格について知りたいと考えている人は参考にしてください。

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将来性が期待されているAI業界


AI業界は将来性が期待されている分野です。AI(人工知能)は人工的に人間の脳を再現したもので今まで機械で行うことができなかった高度な知的作業を行うことができます。現在、急速な発展を遂げているAI、実用化はさらに進み業務効率化や人手不足の解消に役立つと言われています。

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AIは国が推進している注目の分野

少子高齢化が進む日本において、AIの実用化は人手不足の解消や経済の発展に役立つと期待されています。

2019年には内閣府政策統括官から「AI戦略」が発表されました。「未来への基盤作り」「産業・社会の基盤作り」「倫理」の3つ分野で取り組みを通して産業競争力の上昇や人手不足の補填がを行うことが、国の目標として正式に定められました。

AI関連資格も増加している

AI関連の資格や認定制度も増加傾向です。AI戦略は「AIに対する教育改革」として資格や認定制度の利用の必要性を明記しており、ここ5年ほど資格の数や種類、受験者は増加傾向にあります。今後のAIの発展に伴いAI関連の資格や制度の必要性も増していきますので、新しい資格や制度は増えていくと予想されます。

AI特化!日本ディープラーニング協会認定の資格2選


日本ディープラーニング協会(JDLA)は日本の産業競争力向上を目的とした協会です。2017年にディープラーニング関連企業が集まって設立されました。日本ディープラーニング協会では「G検定」「E資格」の2種類の資格を運営しています。近年受験者の数も増加しており、社会的にもメジャーな資格です。

日本ディープラーニング協会とは?

日本ディープラーニング協会とは、2017年にディープラーニング関連企業が集まって設立された協会です。資格や検定、関連イベントの運営の他、AIの産業活用促進、人材育成、公的機関や産業への提言、国際連携などの活動を行なっています。ディープラーニング関係企業や有識者が集まっており、日本のAI業界を牽引するAI関連団体です。

G検定

G検定は日本ディープラーニングが運営するマネージャー向けの資格です。「ディープラーニングの基礎知識を保有し、事業に活用できる人を認定すること」を目的としており、機械学習やAIの知識だけでなく法律や倫理など幅広い知識が求められます。2020年には前回の倍となる1万2千人が受験し、今後も受験者が増えていくことが予想されます。試験はオンラインで行われ、合格率は6〜7割程度です。

E資格

E資格は日本ディープラーニングが運営するエンジニア向けの資格です。「ディープラーニングの理論を理解し、実装できるスキルをもった人を認定する」ことを目的としています。受験資格を得るには、協会が認定したプログラムを2年以内に修了が必要です。試験会場で受験します。合格率は6〜7割です。

AI時代に役立つ!その他のおすすめ資格6選


日本ディープラーニング協会以外にもAI関連の資格は数多く存在します。ここではおすすめの資格6選と試験内容を紹介しますので参考にしてください。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構が実施している、情報技術に関する能力を測る試験です。昭和44年から実施されている歴史のある試験、毎年7万人ほどの受験者がいます。合格率は25%程度と低めですが、内容は基礎的なものが中心です。

Python3エンジニア認定データ分析試験

Pythonエンジニア育成推進協会が運営する試験です。AI開発で使われるプログラム言語Pythonの技能を測る問題が出題されます。翔泳社から発売されている公式テキスト「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書の他、認定スクールPRIME STUDY(プライム・スタディ)による模擬試験の開催も行なわれています。

統計検定

統計検定は、一般財団法人 統計質保証推進協会が運営する統計学の知識や統計データの活用能力を測る検定です。AIの活用難易度に応じて4~1級までの階級が用意されており、AI開発に必要な統計学の知識を測れます。AIを数学や統計の視点から読み解きたいという人におすすめです。

ITパスポート試験

ITパスポートは、情報技術に関する能力を測る国家試験です。経済産業省管轄の独立財政法人情報処理推進機構が運営しています。AI以外にもITについての知識を問う初歩的なもので、AI業界に限らず全ての社会人向けの資格です。2018年からはAI・ビッグデータ・IoTのなどの技術に対応する改定が行われました。AI業界を目指す人が最初に取得する資格としておすすめです。

画像処理エンジニア検定

画像処理エンジニア検定は公益財団法人 画像情報教育振興協会が運営する、画像処理に特化した資格です。ベーシックとエキスパートの2種類に分かれており、エキスパートではより専門的な知識と技能が求められます。合格率はベーシックが6〜7割、エキスパートが3割程度です。

AWS 専門知識認定資格

AWS 専門知識認定資格は、Amazonが運営するクラウドサービス「AWS」の公式認定資格です。AWS認定資格の中でも、ビックデータの活用、機械学習、データアナリティクス等、AI業界に関係する項目が含まれています。多くの企業が利用しているAWSの技能があることを示せるのでAI業界以外の就職や転職にも役立ちます。

AI資格は海外にもある


AI資格は海外にも存在します。英語での受験が必要なので英語力のアピールができる他、海外の最新情報をいち早く学べる点がメリットです。

  • Microsoft Certified: Azure AI Fundamentals
  • Microsoftが運営している資格。機械学習の基礎的な内容に加えて自然言語や会話型AIをAzureに実装する技能を測ります。

  • Professional Machine Learning Engineer
  • Googlecloudがしており、機械学習手法の設計からモデル開発まで、専門的な能力が必要です。

  • Professional Certificate Program in Machine Learning & Artificial Intelligence
  • MITにより提供されている機械学習の資格です。プログラム形式で行われ、16日分のコースを学習することで取得できます。

AI関連の資格を保有するメリット


AI関連の資格を取得する主なメリットは「効率的に知識を学べる」「自分の能力を客観的に把握できる」「アピールポイントになる」の3つです。以下詳しく説明します。

効率的に知識を学べる

AI関係の資格取得のメリット1つ目は、効率的に知識を学べる点です。試験範囲や日程があらかじめ定められることによって、計画的に勉強し効率よく知識を学ぶ手助けになります。AI業界は常に進化していますので新たな内容を覚え続けなければいけません。資格取得のため勉強することで自然と最新技術について学べます。

自分の能力を客観的に把握できる

自分の能力を客観的に把握できるのも重要なメリットです。明確に合否や点数がわかることで、普段仕事や勉強をしているだけでは把握できない「客観的に見た自分の技量やレベル」を把握することができます。足りない知識や技能がを次の学びに生かしたり、転職先を考える材料になるため、キャリアアップにもつながります。

アピールポイントになる

資格を取得することで、就職や転職のアピールポイントになります。特に別の業界からAI業界にうつるエンジニアの場合、資格は知識量ややる気のアピールに効果的です。AI業界に就職したい人、AI業界でキャリアアップをしたい場合は資格取得を検討してみてください。

AI業界で活躍している職種


AI業界と一口にまとめても業種はさまざまに分かれています。ここではAI業界の代表的な職種を具体的に紹介します。企業によって担当業務に差がありますのであくまで参考としてお読みください。

AIエンジニア

AIエンジニアはビックデータの解析を行い、AI搭載システムの開発、改善を行います。プログラミング言語はPythonが主流ですが、その他にCやC++が用いられる場合もあります。ディープラーニングの活用スキルも求められ、TensorFlow、PyTorch、Kerasなどのライブラリを活用してAIを開発していきます。

AIプランナー

AIプランナーは「AI企画の立案を行い、AIが活用できるようマネジメントする仕事」です。営業に同行しクライアントの課題ヒアリング/システムの要件定義を行い、必要なシステム開発のための提案書を制作、クライアントへのサポートも行います。AIに対する基礎的な知識や技術に加えて、クライアントの要望に沿った企画力が求められます。

セールスエンジニア

セールスエンジニアはAIシステムの販売を担当する業種です。新規クライアントの獲得や、既存クライアントのアカウントプランニングが主な仕事です。業務はかなり営業寄りですが、クライアントとの商談をスムーズに進めるためには、AI業界全体や自社製品に関する知識が必要です。

データサイエンティスト

データサイエンティストは、大量のデータを分析し必要な情報を抽出する仕事です。解析データを活用する開発後の精度を高めるためのデータ収集や作成、クレンジングなどを行います。情報の抽出や分析を通して、ビジネスに生かせる状態に整えるまでが仕事です。

AI業界は先を見据えた就職・転職がポイント


AI業界に転職就職したいなら、先を見据えた選択がポイントです。企業の規模だけでなく、企業の将来性やどのような取り組みをしているかを調べることが重要です。企業の取り組みによって対象となるクライアントやその後得られるスキルなども異なります。自分のキャリアプランにあったスキルを得ることができるのか、企業に将来性があるのかを分析して転職就職活動を行いましょう。

TRYETINGならAIの知識やスキルが最大限に活かした仕事ができる!

TRYETINGでは、AIの知識やスキルを活かした仕事ができます。業種は「webエンジニア」「カスタマーサクセス」「セールスエンジニア」などなど。ノーコードAIクラウドUMWELTや、シフト自動作成AIクラウドHRBESTの開発・成長に関わることができます。

まとめ

近年、AIに関する資格は増加傾向で、レベルや内容に合わせてさまざまな資格があります。資格をとることで効率よく勉強でき、就職転職のアピールポイントにもなります。TRYETINGは、日本で数少ないAI×SaaS(AaaS)ベンダーとして、AIの知識やスキルをフル活用して働きたい仲間を募集中です。募集職種に興味がある方は、ぜひ一度ご連絡ください。

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