problem クライアントの課題
【導入の背景】現場での予測業務の負担や廃棄・生産ロスを減らしたい
フンドーキン醬油は、2021年に創業160周年を迎えた老舗の調味料メーカーです。
同社では、経験豊富な工場側の担当者が勘と経験をもとに予測業務を行ってきました。4つある工場ではそれぞれ製造されている商品や、その予測・生産の業務が異なり、商品数は1000品目にのぼるため、複数の課題を抱えていました。
【課題】
・工場側の勘と経験を元に少人数で予測業務を行っており、専門性が高く現場の負担が大きい
・人事異動が多いため、ツールなどを活用して予測業務のフローを標準化したい
・廃棄ロス・生産ロスを減らしたい
こうした背景から、「UMWELT」を知り、AIという新しい切り口で何ができるのかを考えるという方向性に触れたことで、興味が湧いたことが今回のきっかけとなり、このたび導入いただきました。
solution TRYETINGの解決策
【導入の決め手】精度・コストパフォーマンスの高さや活用企業の生の声に納得感
・精度検証の結果に納得できた
実際に品目を絞って精度検証を行ったところ、想定以上に良い精度が得られ、実用レベルとして十分に使えるのではないかという手応えを感じていただきました。
・「UMWELT」活用企業担当者から、ポジティブな意見を直接聞いた
実際に導入された企業の担当者の方にお話を伺ったところ、「導入してよかった」という非常にポジティブなご意見が多く聞かれました。直接やりとりしたため、悪い点があれば率直に伺おうと考えていたのですが、ネガティブな話はほとんど出てきませんでした。
むしろ「改善につながった」という具体的な話が多く、期待していた以上のメリットを感じている印象でした。そうした声を踏まえて、これだけ効果があるのであれば導入を検討してみても良いのではないか、という感触を持ちました。
・「何部署・何人・何回使っても価格が変わらない」コストパフォーマンスの高さ
初期導入には当然コストがかかりますが、ユーザー数や利用回数による追加料金がなく、全社的に展開しやすい価格設計だったことから、導入をご決定いただきました。
【担当者コメント】全工場への導入を視野に、生産計画の最適化などへ活用(フンドーキン醬油株式会社 執行役員 本社工場 工場長 佐保様、本社工場 業務課 係長 甲斐様)
現在は、一部工場から「UMWELT」での需要予測をスタートしており、段階を踏んで全工場へ導入していけたらと考えています。
需要予測・出荷予測の結果を生産計画へ上手く落とし込み、仕組みとして動かせるようになれば、他の工場でも生産計画の自動化・省力化が可能になります。
また、原料・資材の受発注や在庫管理も同じ仕組みの中に取り込むことができるようになれば、現在生産計画担当・原料担当・資材担当と分かれている役割を集約でき、担当者の負担を大きく減らせると考えます。業務効率化や属人化の解消という観点からも非常に大きなメリットであり、最終的に目指すべき姿だと思っています。
予測結果を基にした、原材料の計算など製造工程への活用や工場における生産計画の最適化を進め、さらに将来的には、需要予測から「いつ・いくつ作るか」だけでなく、それに伴う生産ラインの人員配置まで含めて計画できるようにしたいと考えています。
product 活用したプロダクト
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UMWELT ウムベルト
UMWELTは、プログラミング不要でかんたんに分析や自動化ができる「ノーコードDXツール」です。多種多様なアルゴリズムを搭載し、自由に組み合わせることで「どんなデータでも」「簡単に」「高度な」アルゴリズムを構築することが可能です。企業ごとに異なるデータフォーマットをUMWELTが「標準化」することであなたの会社だけの活用方法を「安価かつ高速に」作り出すことができます。

