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COO菅沼が、米国務省が主催するインターナショナル・ビジター・リーダーシップ・プログラム(IVLP)に参加しました

9月の中旬から10月上旬にかけて、当社COOの菅沼が、米国務省主催のインターナショナル・ビジター・リーダーシップ・プログラム(IVLP)に参加しました。 今回は、その滞在の様子の一部をご紹介します。

未来のリーダーが招待される、米国務省主催のプログラム

インターナショナル・ビジター・リーダーシップ・プログラム(IVLP)は、世界各国の大使館・領事館がホスト国の未来のリーダーと認めた人々をアメリカに招待し、国内を視察の視察を行う、米国務省主催のプログラムです。

参加者の関心分野に関わるアメリカ人やアメリカの機関の紹介・訪問のほか、一般家庭でのもてなし、国内各地への旅行、ボランティアによる活動、文化的イベントヘの参加を通じて、参加者にアメリカでの生活の体験を提供しています。

日本からの参加者は延べ3800人以上となっており、小説家の大江健三郎さんや村上春樹さんのほか、総理大臣経験者も複数人参加しています。

この度当社COOの菅沼は、米領事館から声がかかり選考に進み、同テーマでの日本代表5名として選ばれ、プログラムへの参加が決まりました。

日本の女性管理職として、アメリカの女性の活躍推進を視察

「SCP: Empowering Women Managers in Manufacturing」というテーマのもと、製造業やそれに関わる業種の企業で活躍する日本の女性管理職メンバーとともに、菅沼は約3週間のプログラムに参加しました。

ワシントンDCでは労働省の女性局や国務省、ボストンでは議会や市役所、クリーブランド、オハイオ、ミシガンでは企業を中心に、そして最終都市シアトルでは、女性起業家やNGO団体などを訪問し、アメリカでの女性リーダーの活躍についてディスカッションしました。

菅沼は、「それぞれの州の規模や法律の違いから、女性活躍に向けてのアプローチの違いを感じました。日本では、IT企業における管理職の男性率は以前として高い状況ですので、企業で活躍したい女性が活躍できる環境を整えていく重要性を改めて実感しました。」と話しています。

また、マリナーズの試合観戦や、ケネディセンターでのミュージカル「ムーランルージュ」鑑賞などアメリカの文化を感じる機会も設けられており、学びも深く楽しい滞在となりました。

印象深かった“Dress for Success”への訪問

ワシントンDCで、“Dress for Success”という非営利団体を訪問しました。世界に約150ほどの拠点があり、今回訪問したワシントンDCの事務所は2003年に設立されました。

ここでは、女性たちに面接時や入社時の洋服を提供することを通じて、女性の活躍促進を支援しています。女性が新たなチャレンジをする際に、それぞれの女性に似合うジャケットなど一式を選ぶだけでなく、面接の練習や、就職に必要なスキル認証の取得サポートなども行っています。

女性たちに提供する服は貸与ではなく、プレゼント。このコミュニティや提携している企業から定期的に衣服や鞄などを提供してもらっていて、基本的に新品のものがほとんどだそうです。

提供された洋服のサイズ分けのお手伝いをしている様子

今回の訪問でお会いした方のコメントで、特に印象に残っているものがあります。

「私たちは、ただジャケットを貸すだけではない。それは、ただの始まり。そのジャケットは、候補者の女性のライフジャケットのようなものよ。」

衣服をただ提供するだけでなく、ここでの経験を通して、女性たちに自信というジャケットを着せてあげている活動は、素晴らしいものだと感じました。

IVLPに参加して

今回のプログラムの個人的な参加目的は、アメリカ社会において活躍している女性の事例に可能な限りたくさん出会うことでした。日本においてまだまだ圧倒的に女性の活躍事例が少ない状況であるため、アメリカでビジネスの大小問わず様々な事例に出会って帰国後共有することで、日本人女性がキャリアを継続させるための一歩を見出せる機会になると思ったためです。

上記の“Dress for Success”のエピソードは数えきれない素敵な出会いのひとつに過ぎませんが、今回のIVLPという素晴らしいプログラムへの参加は、確実に私にとって大きな変化と成長、そして、自信を与えてくれました。

まだ帰国したばかりですが、この機会を今後の組織内外での女性の活躍推進の活動においても活かしていきたいと思っています。

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