【キング醸造様】UMWELT活用事例|調味料の需要予測を短期間で実現

INDUSTRY 産業
飲食業
LAUNCH 公開
2023.07
TYPE 技術
  • 需要予測

problem クライアントの課題

キング醸造様について

キング醸造株式会社様は、1900年に創業した調味料メーカーです。1901年に白味淋の販売を開始。1960年に酒類の販売許可の制約を受けず使いやすさを追求した「日の出新味料」を発売。1975年には料理専用に発酵した「日の出料理酒」を発売。現在では、家庭用みりん風調味料・料理酒でトップシェアを獲得しています。

今回は担当者様へのインタビューを実施。UMWELT導入のきっかけについてお伺いしました。

今回のAI導入ですが、そもそも予測ツールを導入しようと考えたきっかけはなんでしょうか。

担当者様:当社では、現場からの出荷予測をもとに生産計画を立てているのですが、その出荷予測にばらつきがあり、これまで在庫過多や欠品が発生していました。加えて、出荷拠点が複数あり、また予測するSKU数(品目数)も多いので、予測のための人的工数が多い状態にありました。

solution TRYETINGの解決策

UMWELTの紹介やトライアルなどお取り組みをさせていただきましたが、本導入に至ったポイントはどのような点でしたか?

担当者様:まず、現状の予測手法よりも予測結果が良かった点です。効果検証では、指定された品目において、既存の手法で算出した予測値とUMWELTで算出した予測値を、実際に売れた数(実績値)と比較しました。その結果、UMWELTで算出した予測値の精度が良いことがわかり、実際の運用において活用できそうだと判断しました。

また、AIの運用というとデータの準備が大変そうだというイメージがありましたが、社内に存在する基幹システムや受発注システムのデータのみで良い精度の予測結果が出てきたという点も本導入に至ったポイントのひとつです。これによって運用のイメージが湧きました。

加えて、アウトプットにおいて月間/週間など時間の単位を変更することが可能であること、出荷拠点ごとの出力が可能であること、原材料の予測など他部署への展開も可能であることなど、業務に合わせた柔軟な予測結果を得られるということも魅力的でした。

今後の展望について教えてください!

担当者様:AIの運用というと、専門知識が必要で、お金と時間がかかる印象がありました。しかし、UMWELTは既存の予測手法と比較して精度が良く、かつ社内にあるシンプルなデータで業務に即した結果が簡単に出てきたため、私たちでもきちんと活用できるイメージが湧きました。トライアルでは簡単なデータから一定の良い精度の予測が得られることがわかったので、今後より詳細なデータを追加しさらなる精度向上を図り、社内で活用していけたらと考えています。

product 活用したプロダクト

  • UMWELT ウムベルト

    UMWELTは、プログラミング不要でかんたんに分析や自動化ができる「ノーコードDXツール」です。多種多様なアルゴリズムを搭載し、自由に組み合わせることで「どんなデータでも」「簡単に」「高度な」アルゴリズムを構築することが可能です。企業ごとに異なるデータフォーマットをUMWELTが「標準化」することであなたの会社だけの活用方法を「安価かつ高速に」作り出すことができます。